桑野川村(読み)くわのがわむら

日本歴史地名大系 「桑野川村」の解説

桑野川村
くわのがわむら

[現在地名]二宮町桑の川

物井ものい村の南、小貝こかい川と五行ごぎよう川の間、小貝川寄りの氾濫原に位置する。桑之川・桑野河とも記した。慶長六年(一六〇一)真岡藩領となる。慶安郷帳では相模小田原藩領(田高四一石余・畑高一八石余)幕府領(田高四五石余・畑高二四石余)の二筆がみえる。慶安二年(一六四九)幕府領分は常陸土浦藩領となる(「寛文朱印留」など)。元禄郷帳では旗本松平領と小田原藩領の二給、高二三一石余。改革組合村では旗本松平領と幕府領の相給。寛文一〇年(一六七〇)の小田原藩主稲葉氏による検地では同藩領分の田方七町七反余(上田二町三反余・中田二町一反余・下田三町余、下々田二反余)、畑方六町余(上畑一町七反余・中畑九反余・下畑二町七反余・下々畑三反余・屋敷二反余)であった(尊徳全集二一)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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