最新 地学事典 「桜島火山」の解説
さくらじまかざん
桜島火山
Sakurajima volcano
姶良カルデラ南縁に出現した複合成層火山。気象庁の活火山名は桜島。約2.6万年前に古期北岳,1.3万年前に新期北岳(1,118m),4,500年前に南岳(1,070m)が誕生した。山麓の溶岩ドームは新期北岳期に属する。歴史時代の大規模噴火は西暦764,1471~76,1779~82,1914~15年に発生し,山腹に生じた割れ目火口で軽石と溶岩を噴出した。1779年噴火では安永諸島が出現し,1914年噴火の大正溶岩で桜島と大隅半島は陸続きとなった。1955年以降は南岳の山頂火口あるいは昭和火口でブルカノ式~ストロンボリ式噴火を継続中。岩石はすべて輝石安山岩・デイサイト(SiO2 57~67wt.%)。参考文献:奥野充(2002)第四紀研究,Vol. 41: 225
執筆者:荒牧 重雄・小林 哲夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

