桜庭村(読み)さくらばむら

日本歴史地名大系 「桜庭村」の解説

桜庭村
さくらばむら

[現在地名]弘前市桜庭・平山ひらやま

東は黒土くろつち村、西は米ヶ袋よねがふくろ村に接し、北背に小山が迫り、南は目屋めや川に面する。

津軽一統志」によれば、桜庭山陽光ようこう院の由緒書に、藤氏支流桜庭良正が南部から入った時、大浦為則より桜庭村を所領として与えられたとあるが、その年時はまったく不明である。

正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の鼻和はなわ郡に村名があり、村高二〇〇・二四石、うち田方は一八二・九四石とある。村高は貞享元年(一六八四)までほぼ変化はみられない。貞享四年の検地帳によれば、村高二九一・五三九石、うち田方二六八・一七八石、畑方二三・三六一石と圧倒的に水田が多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android