桜野(読み)さくらの

日本歴史地名大系 「桜野」の解説

桜野
さくらの

南北朝期の史料に見える地名。現入山いりやまの桜野にあたる。正平七年(一三五二)正月日の伊達景宗軍忠(駿河伊達文書)に「桜野」とあり、当地での合戦における軍忠を上申している。この合戦は観応擾乱における将軍足利尊氏方と弟直義方との最大規模の合戦で、「太平記(巻三〇薩多山合戦事)に詳述されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android