梅の下風(読み)うめのしたかぜ

改訂新版 世界大百科事典 「梅の下風」の意味・わかりやすい解説

梅の下風 (うめのしたかぜ)

歌舞伎俳優の芸談集。6世尾上梅幸著。1930年刊。《演芸画報》に1927年から29年まで連載された芸談を集める。歌舞伎の口伝多年にわたる見聞から研究した役柄の心得,衣装・鬘・小道具にいたる詳細を,井口政治が記述。音羽屋代々の〈家の芸〉についての芸談はとりわけすぐれ,歌舞伎俳優の必読書であり,研究者にとっても貴重な文献となっている。初版本が非売品であったため,34年再版を刊行。その際,松田青風の《鬘の研究》および諸家26名の追憶談も加えたが,53年にはそれらを削除して復刊されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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