精選版 日本国語大辞典 「役柄」の意味・読み・例文・類語
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(山本健一 演劇評論家 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…この位相は,実は代行型演戯の場合にも,役あるいは登場人物によって覆い隠されることが多いとはいえ,存在しているのであり,初めに〈何某の演ずるハムレット〉と言い,演戯者と登場人物とを共に見ているのだと述べたが,その演戯者はすでに現実の何某ではないので,現実生活の一市民でもなくまた登場人物でもないこのレベルを,観客は演戯的存在の現象する場として見ているのである。 こう考えれば,たとえばコメディア・デラルテのように,演じられる内容が近代劇のように登場人物のレベルでは分化していず,〈役柄〉という形で〈役者〉そのものと重なっている演戯が,即興を中心とする職業劇団として,ヨーロッパで最も早く成立したことも納得がいく。即興とは当てずっぽうにでたらめをやることではまったくなく,その日の舞台という内容も時・空も限定された場で,劇団内構造の原理に従って,自己の持つ厖大な演戯力(そこには当然おびただしい台詞がある)を,瞬時にかつ的確に引き出して,それを活きた物として見せることであり,それはそのような演戯的知を内蔵しかつ担いうる総合的身体の訓練を前提としたからである。…
…野郎歌舞伎時代,歌舞伎は演劇への道を自覚的に歩みはじめる。女方の写実的な演技術が模索されるとともに,立役,敵役その他の役柄がしだいに成立して,それぞれの演技のくふうが進む。寛文年間(1661‐73)には〈続狂言〉が成立し,これ以前の風俗スケッチ的寸劇から,一定のストーリーを持った劇的世界を獲得するに至る。…
…これは色恋など市井の私事を扱う風俗的な喜劇で,ヘレニズムの伝播によってローマに伝えられ,前2世紀以後ローマにプラウトゥス,テレンティウスの喜劇が生まれる。滑稽な性格をもつ人物(けちんぼう,ほらふき兵士)や身分的な役柄(下男,遊女,去勢者)などが固定し,またおかしみやハッピーエンドをもたらすさまざまな状況(かち合せ,とり違えなど)がくふう・考案され,ヨーロッパの正統喜劇の源流になった。のちの性格喜劇comedy of characterと状況喜劇comedy of situationという分類法も,この二つの要素の比重によるのである。…
※「役柄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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