梅毛虫(読み)ウメケムシ

デジタル大辞泉 「梅毛虫」の意味・読み・例文・類語

うめ‐けむし【梅毛虫】

オビカレハ幼虫。梅・桃・桜などに巣を張って群生し、食害する。天幕毛虫

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精選版 日本国語大辞典 「梅毛虫」の意味・読み・例文・類語

うめ‐けむし【梅毛虫】

  1. 〘 名詞 〙 カレハガ科のガ、オビカレハの幼虫。日本全土に分布し、三月頃現われ、ウメサクラモモなどの葉を食害する。体長五~六センチメートルになる。灰青色の地に黒い縦すじのある毛虫。木の枝の二またになったところに糸をはいて天幕状の共同の巣を作ってすみ、終齢になってから分散する。てんまくけむし。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「梅毛虫」の解説

梅毛虫 (ウメケムシ)

動物。オビカレハの幼虫の俗称

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世界大百科事典(旧版)内の梅毛虫の言及

【オビカレハ(帯枯葉)】より

…幼虫はウメ,サクラ,モモ,リンゴ,バラ,ヤナギ,ポプラなどの葉を食べる。庭園樹として植えられるウメにしばしば発生を見るのでウメケムシと呼ばれるし,枝上に糸を張って共同の巣をつくってすみ,終齢で分散する習性があるので,テンマクケムシ(天幕毛虫)とも呼ばれる。卵で越冬し,春に孵化(ふか)した幼虫は,春の終りころに黄色い粉にまみれた繭をつくって蛹化(ようか)する。…

※「梅毛虫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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