帯枯葉蛾(読み)オビカレハ

デジタル大辞泉 「帯枯葉蛾」の意味・読み・例文・類語

おび‐かれは【帯枯蛾】

カレハガ科のガ。全体茶褐色で、前翅まえばねに、雄では2本の褐色の線、雌では褐色の幅広い1本の帯がある。卵は梅などの小枝帯状に産み付けられて越冬する。春に孵化ふかし、若齢幼虫は木の枝分かれしたところにテント状の巣を張って群生するので天幕毛虫ともいう。また、梅によく付くので梅毛虫ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「帯枯葉蛾」の意味・読み・例文・類語

おび‐かれは【帯枯葉蛾】

  1. 〘 名詞 〙 カレハガ科のガ。はね開張、雄は約三・五センチメートル、雌は約四・二センチメートル。体、はねとも黄褐色で、前ばねに赤褐色の幅広い横線があるが、雌では全体が赤褐色となるものもある。平野部で五~六月、寒地では七~八月に現われ樹の枝に指輪状に産卵する。卵は翌春ウメケムシまたはテンマクケムシとよばれる幼虫になり、モモ、ウメ、サクラなどの小枝に群生する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「帯枯葉蛾」の解説

帯枯葉蛾 (オビカレハ)

学名Malacosoma neustria
動物。カレハガ科のガ

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android