梅藪村(読み)うめやぶむら

日本歴史地名大系 「梅藪村」の解説

梅藪村
うめやぶむら

[現在地名]豊橋市梅藪町

「前芝村誌」によると、古くは洲崎すざきと称したという。前芝まえしば村の西、旧名奈切なきり川、現在佐奈さな川の右岸にある。初めは佐奈川の左岸、現元屋敷もとやしきの地にあったが、天文九年(一五四〇)の大海嘯のため人家ことごとく流失するという惨事があり、その後も時々水害をうけた。正徳二年(一七一二)に再び全村流失の厄にあい、これを機に全村が現在地に移転した。このとき計画的に屋敷割を行ったことは、現在の景観が一見して他の地域にみられない整然とした様相を示していることで察せられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む