梶寄浦
かじよせうら
[現在地名]鶴見町梶寄浦
丹賀浦の東、鶴見半島北岸の東端に位置し、佐伯湾の沖合(豊後水道の真ん中)に浮ぶ水ノ子島を含む。元和一〇年(一六二四)毛利高政触書(温故知新録)に「かちよせ」とみえ、当浦の者が船賃をとり送り迎えを行い処罰されている。元禄郷帳・天保郷帳では中浦村に含まれたと思われ、享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(佐伯藩政史料)に中浦村の枝郷として梶寄浦がみえる。旧高旧領取調帳では梶寄浦で高付され、高一二石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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