ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「棟上げ式」の意味・わかりやすい解説 棟上げ式むねあげしき 上棟式 (じょうとうしき) ともいう。棟上げを祝う儀式。建築工事で,柱,梁,棟などの構造体を組上げ,建前を終って棟木を引上げて取付けするときに行う。木造以外のコンクリート造など,棟木のない場合も,主要架構工事を終ったときに行う。上棟祭ともいい,殿堂や家屋の建造の際,神を祀る建築儀礼の一つとして,平安時代に始った。現在も木造日本住宅の棟上げ式で,棟木に御幣を飾り,大工などが並んで,頭梁が棟木を打ち固める行事が行われている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報