20世紀日本人名事典 「森三千代」の解説
森 三千代
モリ ミチヨ
昭和期の詩人,小説家
- 生年
- 明治34(1901)年4月19日
- 没年
- 昭和52(1977)年6月29日
- 出生地
- 愛媛県宇和島
- 出身地
- 三重県宇治山田(現・伊勢市)
- 学歴〔年〕
- 東京女高師中退
- 主な受賞名〔年〕
- 新潮社文芸賞〔昭和18年〕「小説和泉式部」
- 経歴
- 大正13年東京女高師在学中に金子光晴と結婚し、光晴らの詩誌「風景」に参加。昭和2年詩集「龍女の眸」、光晴との共著「鱶沈む」を刊行。3年から7年にかけて、光晴と中国、東南アジア、パリを放浪旅行する。12年「小紳士」を「文芸」に発表して文壇にデビュー。15年第一小説集「巴里の宿」刊行。戦後は全身リューマチのため半臥の状態が続いた。他の作品に「金色の伝説」「小説和泉式部」「巴里アポロ座」「豹」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報