森前渡(読み)もりまえわたし

日本歴史地名大系 「森前渡」の解説

森前渡
もりまえわたし

高浜村の中心地に位置し、対岸亀崎かめざき(現半田市)に至る渡船場跡で、知多郡へ渡る商業上重要な地であり越場こえばともよんだ。元禄(一六八八―一七〇四)の頃からあり、村から浦守が命ぜられていた。海上一〇町余、深いところで満潮時六尋、干潮時四尋半あったが、遠浅のため干潮時には船は出せなかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android