森平村
もりだいらむら
[現在地名]下仁田町東野牧
鏑川右岸と物語山(一〇一九・一メートル)より流出する支流の馬居沢川沿いに集落は立地する。北は坂詰村、西は藤井村、東は大平村、南は木々岩峠越で塩沢村(現南牧村)と接する。近世はおおむね幕府領。寛文郷帳には、元禄郷帳では枝村となる馬居沢村とともにみえ、両村の合計高一五六石九斗余はすべて畑方。年未詳の西牧関所由緒書(小林文書)によると、文禄二年(一五九三)西牧関所が設置されると当村儀兵衛は本宿村文吉などと三人で番頭役に任命された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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