植物の新品種の保護に関する国際条約(読み)しょくぶつのしんひんしゅのほごにかんするこくさいじょうやく(英語表記)International Convention for the Protection of New Varieties of Plants

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

植物の新品種の保護に関する国際条約
しょくぶつのしんひんしゅのほごにかんするこくさいじょうやく
International Convention for the Protection of New Varieties of Plants

通称UPOV条約一定要件を満たす植物の新品種の種苗につき,その商業的販売を目的とする生産,販売の申し出および販売について育成者の事前承諾を要することに取り決めた条約で,そのための同盟 (UPOV) を形成し,ジュネーブに常設理事会をおいている。 1961年 12月2日にパリで調印され,日本は昭和 57年条約第 11号としてこれに加入した。 1978年に農産種苗法 (1947) を改正して種苗法としたのは,この条約への加入の準備である。 (→種苗法 )

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