椎土遺跡(読み)しいどいせき

日本歴史地名大系 「椎土遺跡」の解説

椎土遺跡
しいどいせき

[現在地名]小杉町椎土

射水丘陵東麓の段丘縁辺部に立地し、北方五〇メートルに北野きたの遺跡がある。北野遺跡との間に小さな谷を挟む。昭和六一年(一九八六)、同六二年に発掘調査が行われ、八世紀後半から九世紀後半の炭焼窯跡や製鉄炉跡を検出した。炭焼窯は二一基確認されている。長さは一〇―一五メートル程度。製鉄炉は四基あり、いずれも長方形箱型炉である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android