法則の辞典 「検湿計公式」の解説 検湿計公式【psychometer formula】 乾湿計で測定された,管球温度と湿球温度から相対湿度を求めるための公式.通常は,スプルングの検湿計公式*と呼ばれる次の式が用いられている.ヘクトパスカル単位での水蒸気圧(ε)は,湿球温度での飽和水蒸気圧 E′ [hPa]としたとき次のようにして求められる. ここで t は乾球温度,t′ は湿球温度,p は湿球温度が t′ のときの蒸気圧である.A は定数で,湿球が氷結しているときは0.44,氷結していないときは0.50を使用する.乾球温度での飽和水蒸気圧を E とすると,相対湿度は ε/E×100(%)で求められる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報