ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「検知管」の意味・わかりやすい解説 検知管けんちかんdetector tube ガラス製細管中に検知剤を満たし,試料空気を送入したときの検知剤の変色の程度または長さから,試料空気中の特定なガスまたは蒸気の濃度を検知する用品。一般に内径2~4mm,長さ 120mm程度のガラス管中に検知すべきガス,蒸気に反応して変色する検知剤を充填し,管の両端を溶封したもので,使用時には,管の両端を切断してガス採取器 (手動ポンプ) に取付け,一定の通気操作によって試料空気を採取し,測定する。 80種以上のガス,蒸気に対する検知管ができている。測定個所で1~2分でおよその濃度を検出できるのが特長。一般に許容濃度程度の濃度検出用である。同様の原理で水中の微量有害物用検知管ができている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by