楊漣(読み)ようれん(英語表記)Yang Lian; Yang Lien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「楊漣」の意味・わかりやすい解説

楊漣
ようれん
Yang Lian; Yang Lien

[生]隆慶6(1572)
[没]天啓5(1625)
中国,明末の政治家。応山 (湖北省) の人。字は文孺。号は大洪。諡は忠烈。万暦 35 (1607) 年の進士。常熟知県から兵科都給事中に進んだ。東林党の中心的人物で,紅丸,移宮の2案が起ると,鄭貴妃,李選侍,魏忠賢らの陰謀をあばいた。左副都御史に進むと,魏忠賢の横暴に対し 24大罪をあげて弾劾したが,逆に逮捕され,獄中で殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android