ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「楕円振動」の意味・わかりやすい解説 楕円振動だえんしんどうelliptic oscillation 定点からの距離に比例する復元力を受けている質点が,その定点を中心として楕円軌道を描く平面運動。振動と呼ぶのは,互いに直交する x ,y 方向の,同じ角振動数 ω の調和振動 (単振動) x=a sin (ωt+α) ,y=b sin (ωt+β) の合成振動とみなせるからで,平面調和振動とも呼ばれる。位相差 α=β が0または π ならば直線上の単振動,α=β=±π/2 および a=b ならば円運動となる。楕円振動する質点を等方振動子という。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by