楡ノ木・兎谷(読み)にれのき・うさぎだに

日本歴史地名大系 「楡ノ木・兎谷」の解説

楡ノ木・兎谷
にれのき・うさぎだに

[現在地名]熊本市清水町兎谷・清水町楡木

近世には麻生田あそうだ村のうちであり、「国誌」によれば、麻生田・楡ノ木・兎谷、黒石くろいし(現菊池郡西合志町)花立はなたて(現同郡菊陽町)を「五ケ所ト云、各地鉄砲ノ者ノ所在ナリ」とあり、この「五ケ所」に居住する地筒を五ヶ所地筒とよんだ。「制度考」によれば、地筒は寛永一三年(一六三六)軍用防備のため設置され、常々鉄砲を稽古し、城中・公館の庭中・庭外の清掃や道普請に従事し、「平日一刀を帯す。事に臨で双刀を帯、其外武芸得手に任す」とある。翌一四年の島原の乱や、正保四年(一六四七)のポルトガル船長崎入港に際し出張している(国誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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