業が煮える(読み)ごうがにえる

精選版 日本国語大辞典 「業が煮える」の意味・読み・例文・類語

ごう【業】 が 煮(に)える

腹だたしさに、気がいらだつ。じれったくなる。しゃくにさわる。業が煎(い)れる。業が沸く。
※虎明本狂言・腹不立(室町末‐近世初)「なぶりよひ者じゃと思ふてなぶりおる程に、ごうがにゆるひやひ」 〔滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「業が煮える」の意味・読み・例文・類語

ごう・える

物事が思うように運ばないで、いらいらする。
「―・えてならん」〈白鳥牛部屋の臭ひ〉

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