業平谷(読み)なりひらだに

日本歴史地名大系 「業平谷」の解説

業平谷
なりひらだに

伝承地名。「山城名勝志」に「土人云在安祥寺北」、「山州名跡志」に「毘沙門堂ノ坤」とする。地域は確定できないが、現山科区御陵辺りか。

伊勢物語」の主人公に擬せられる歌人在原業平の名が冠せられたについては、「今昔物語集」巻二七の「在原業平ノ中将ノ女、鬼ニハレタル語」がからんでくる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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