楯築墳丘墓(読み)たてつきふんきゅうぼ

百科事典マイペディア 「楯築墳丘墓」の意味・わかりやすい解説

楯築墳丘墓【たてつきふんきゅうぼ】

岡山県倉敷市にある弥生時代後期の墳丘墓。高さ約5m,直径43mの円形の墳丘の両側に突出部があり,全長は80m弱の大型の墓である。頂上と斜面に立石が並び,墳丘の中央部には榁を設け,木棺を納める。1976年―1986年に岡山大学により数次にわたり調査された。埴輪の祖形である特殊器台が出土しており,本格的な古墳に連なる初原的な墳丘を持つ墓として注目される。

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世界大百科事典(旧版)内の楯築墳丘墓の言及

【備中国】より

… 吉備は畿内地域とならぶ古代の先進地帯で,備中南部には巨大古墳が多い。すでに弥生終末期に径約50m,高さ約5mの楯築(たてつき)墳丘墓があるが,5世紀代には墳丘長約350mで全国第4位の前方後円墳である造山(つくりやま)古墳,約270mで第13位の作山(つくりやま)古墳などがとくに著名である。これらは吉備地域全体の盟主的地位を占めた最高首長の墳墓であろう。…

※「楯築墳丘墓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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