立石(読み)タテイシ

デジタル大辞泉 「立石」の意味・読み・例文・類語

たて‐いし【立(て)石】

庭園にかざりとしてまっすぐに立てて置いた石。横石に対していう。
道しるべ墓標などとして立てた石。

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精選版 日本国語大辞典 「立石」の意味・読み・例文・類語

たて‐いし【立石】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 庭などに飾りとしてまっすぐ立てるように置いた石。横石に対していう。
    1. [初出の実例]「たていしどもは、さまざまにて反橋のこなたかなたにあり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)
  3. 墳墓標石。道しるべに立ててある石。
    1. [初出の実例]「石碣(タテイシ)地に埋れて、虎豹の臥せるがごとし」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)
  4. メンヒル

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日本歴史地名大系 「立石」の解説

立石
たていし

[現在地名]有川町小河原郷

中世よりみえ五島地名。応安六年(一三七三)九月二日の青方重沽却状(青方文書)に「たていし」とみえ、重が売渡した西浦目にしうらめにあった所領の南と西の境が当地の可能性がある。明徳三年(一三九二)六月二二日の番立結番注文案(同文書)に立石とあり、当地の立石氏を含む五島の領主層二八名がうめさき会所(現平戸市)会合で結番次第を定めている。応永一三年(一四〇六)に「ゆきのしまたていし又ろく」が一四歳の童を米八〇〇文で売渡している(同年一二月二一日「立石又ろく沽却状」同文書)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「立石」の意味・わかりやすい解説

立石
たていし

大分県北東部、杵築市(きつきし)の一地区。旧立石町。もと日出(ひじ)藩分家木下氏(きのしたうじ)5000石の陣屋町。馬上金山(ばじょうきんざん)は江戸前・中期と1908~1922年(明治41~大正11)に繁栄した。

[兼子俊一]

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