極東開発(読み)きょくとうかいはつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「極東開発」の意味・わかりやすい解説

極東開発
きょくとうかいはつ

ソ連の「極東経済地域,ブリヤート自治共和国およびチタ州の 2000年までの生産力総合開発長期国家計画」のこと。 1987年7月に発表された。この計画の目的は,(1) 極東の社会発展をソ連の平均レベルまで引き上げること,(2) 極東の産業構造を改善すること,(3) 極東経済を太平洋地域の分業体制に組み入れることにあった。予定されていた投資総額は 2320億ルーブルで,中央からの投資と域内企業の資金で賄うとされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android