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榴輝岩相 りゅうきがんそう eclogite facies

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岩石学辞典の解説

榴輝岩相

非常に高圧力と高温度の相で,限界としての鉱物組合せオンファサイトを含み石榴石を伴うものであり,長石は含まれない.榴輝岩の結晶作用の際の高圧力によって,榴輝岩に含まれる様々な藍晶石,エンスタタイト,橄欖(かんらん)石,ルチルなどの鉱物相は高密度である.この相には酸性岩が欠如していることが特徴である[Eskola : 1920, 1922].
榴輝岩はアウイによって,パイロープとオンファサイト(ヘデンベルジャイト+翡翠(ひすい)輝石)の組合せの岩石に付けられたもので,火成岩とも変成岩とも考えられたことがある[Hauy : 1822].玄武岩と同様の化学組成を有する塩基性岩石で,一般にパイロープ成分に富む石榴石と翡翠(ひすい)輝石成分に富む単斜輝石の組合せとなる.エスコラ自体も白粒岩との区別がはっきりせず,多くの榴輝岩を白粒岩相に含めている.藍閃石の産出する地域に榴輝岩が出るので藍閃石片岩相に入るものもあり,化学組成の差とする考え方もある.本来の榴輝岩相は白粒岩相よりも低温で,藍閃石片岩相よりも高温の高圧相であると考えられる.榴輝岩のできる条件は白粒岩相と藍閃石片岩相の両方にまたがっているので,榴輝岩相の形成条件では石英長石質の岩石は熔融する可能性が大きい.

出典|朝倉書店
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