様参る(読み)さままいる

精選版 日本国語大辞典 「様参る」の意味・読み・例文・類語

さま【様】 参(まい)

  1. ( 「さま」は敬称、「まいる」は差し上げる意 ) 近世、女性、または女性あての手紙に慣用的に用いられた、あて名の下に添えることば。みもとに。転じて、恋文懸想文(けそうぶみ)
    1. [初出の実例]「袂から袂へ入るる結び文、顔に似合わぬさままいる武蔵あぶみと書たるを」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)一)

様参るの補助注記

「浄・嫗山姥灯籠」の「髻(たぶさ)の中、一通の文を結ひこめ、母さままいる冠者丸と書いて有り」のような言い方から転じたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む