槻弓(読み)ツクユミ

デジタル大辞泉 「槻弓」の意味・読み・例文・類語

つく‐ゆみ【×槻弓】

つきゆみ」に同じ。
「―のやる臥やりも梓弓てり起てりも」〈・下〉

つき‐ゆみ【×槻弓】

槻の木で作った弓。つくゆみ。
あづさ弓ま弓―年を経てわがせしがごとうるはしみせよ」〈伊勢・二四〉

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精選版 日本国語大辞典 「槻弓」の意味・読み・例文・類語

つく‐ゆみ【槻弓】

  1. 〘 名詞 〙つきゆみ(槻弓)
    1. [初出の実例]「都久由美(ツクユミ)の 伏(こや)る伏りも 梓弓 立てり立てりも」(出典古事記(712)下・歌謡)

つき‐ゆみ【槻弓】

  1. 〘 名詞 〙 槻の木を割りけずって作った弓。つくゆみ。
    1. [初出の実例]「品太の天皇、此の山にみ狩したまひ、欟弓(つきゆみ)を以ちて、走る猪(ゐ)を射たまふに」(出典:播磨風土記(715頃)揖保)

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