標準温度計(読み)ヒョウジュンオンドケイ

デジタル大辞泉 「標準温度計」の意味・読み・例文・類語

ひょうじゅん‐おんどけい〔ヘウジユンヲンドケイ〕【標準温度計】

温度計を検定する際に標準として利用される温度計。

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化学辞典 第2版 「標準温度計」の解説

標準温度計
ヒョウジュンオンドケイ
standard thermometer

ほかの温度計を較正するときに標準として用いる温度計.わが国では,産業技術総合研究所にあるものがもっとも標準とされ,各温度計メーカーがもっている標準温度計は,それを標準にして目盛られたものである.標準水銀温度計といわれるものは,-55~0 ℃,0~50 ℃,50~100 ℃,100~150 ℃,150~200 ℃,200~250 ℃,250~300 ℃,300~350 ℃ のものを組として市販されている.精密な測定のために使われる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

百科事典マイペディア 「標準温度計」の意味・わかりやすい解説

標準温度計【ひょうじゅんおんどけい】

他の温度計を検定する際,標準として用いる温度計。温度の範囲をいくつかに区分し,それぞれについての標準温度計が考案されている。ガラス製温度計(−50〜600℃),白金測温抵抗体(−260〜630℃),白金‐白金ロジウム(10%)熱電対(0〜1500℃),光高温計用標準リボン電球(900〜2000℃)など。

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