標結う(読み)シメユウ

デジタル大辞泉 「標結う」の意味・読み・例文・類語

しめ・う

占有を示す標識として、縄などをむすんで巡らす。また、草などをむすんで目印をつける。
「浅茅原小野に―・ひ空言むなことをいかなりと言ひて君をし待たむ」〈・二四六六〉

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精選版 日本国語大辞典 「標結う」の意味・読み・例文・類語

しめ【標】 結(ゆ)

  1. 占有・道標しるしとして草などを結ぶ。縄などを張って立入りを禁ずる。また、反対に、出て行くのを止める意にも用いる。
    1. [初出の実例]「かからむとかねて知りせば大御舟泊(は)てし泊まりに標結(しめゆは)ましを」(出典万葉集(8C後)二・一五一)

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