デジタル大辞泉
「空言」の意味・読み・例文・類語
むな‐ごと【▽空言/▽虚言】
《古くは「むなこと」》ほんとうでない言葉。うそ。そらごと。
「浅茅原小野に標結ひ―をいかなりと言ひて君をし待たむ」〈万・二四六六〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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くう‐げん【空言】
- 〘 名詞 〙
- ① 根拠のないうわさ。事実でないことを言うこと。また、そのことば。虚言。そらごと。
- [初出の実例]「雑言空言、傍若無人の事のみ耳にみち候」(出典:宗長手記(1522‐27)下)
- [その他の文献]〔史記‐貨殖伝賛〕
- ② 口で言うだけで実行のともなわないこと。実施できそうもない言論。
- [初出の実例]「空言を以て教ふるは、実行を以て教ふるに若かず」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)
- [その他の文献]〔史記‐太史公自序〕
そら‐ごと【空言・虚言・空事】
- 〘 名詞 〙 事実でない事柄、またはことば。本心でないことば。うそ。また、意味のない、空しいこと。また、根拠のないうわさ。そらことば。むなごと。そらっこと。
- [初出の実例]「かくあさましき空ことにてありければ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
- 「余人と同心の言葉は、夢にもそらごとにもこれなき事なり」(出典:仮名草子・心友記(1643)下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「空言」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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