権の北の方(読み)ゴンノキタノカタ

デジタル大辞泉 「権の北の方」の意味・読み・例文・類語

ごんきたかた

北の方に準じる人。準正室。
御召人おほんめしうど典侍ないしのすけのおぼえ、年月にそへてただ―にて」〈栄花・さまざまの喜び〉

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精選版 日本国語大辞典 「権の北の方」の意味・読み・例文・類語

ごん【権】 の 北(きた)の方(かた)

  1. ( 「北の方」は正妻の意 ) 北の方に準ずる人。北の方の次位にある人。側室
    1. [初出の実例]「この殿は上もおはせねば、この女御殿の御方に候ひつる大輔といふ人を使ひつけさせ給て、いみじう思し時めかし使はせ給ひければ、権の北の方にてめでたし」(出典:栄花物語(1028‐92頃)花山たづぬる中納言)

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