権現崎(読み)ごんげんさき

日本歴史地名大系 「権現崎」の解説

権現崎
ごんげんさき

[現在地名]碧南市権現町

大浜おおはま村の西南端の砂嘴権現鼻ごんげんはなともいう。むかし熊野くまの権現宮があったところからこの名がある。老松があり傘松とよばれ、漁師廻船目印ともなった。文政五年(一八二二)近くに常夜灯が立てられ、里謡に「一夜権現の灯籠の灯誰が毎夜ともすやら」と歌われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 南方

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android