神島(読み)かみしま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

神島
かみしま

「かみじま」ともいう。三重県鳥羽市北東方,伊勢湾口にある島。鳥羽港から約 15km,愛知県伊良湖岬から 4kmに位置し,鳥羽市に属する。最高点 171m。周辺は暗礁が多く,伊勢湾屈指の好漁場で,海釣りの好適地。タコの水揚げが多い。伊良湖岬との間は伊良湖水道と呼ばれ,潮流が激しく,海上交通の難所として有名。三島由紀夫の『潮騒』の舞台として知られる。伊勢志摩国立公園に属する。面積 0.76km2人口 534 (2000) 。

神島
こうのしま

岡山県南西部,笠岡市の島であったが,笠岡湾の干拓により 1977年本土と陸繋島化した。南岸には化学肥料工場があり,丘陵部ではミカン栽培も行われる。面積 9.57km2。人口 3297 (1996) 。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

神島

伊勢湾口に浮かび、周囲約4キロ。主産業は漁業三島取材で訪れた1953年当時、約1400人いた島民は現在177世帯、497人。

(2007-04-10 朝日新聞 朝刊 三重全県 1地方)

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百科事典マイペディアの解説

神島【かみしま】

伊勢湾口にあり,三重県鳥羽市に属する面積0.76km2の島。潮流の激しい伊良湖(いらご)水道を隔てて伊良湖岬に対する。紀伊山地沈水により生じ,付近は暗礁が多く好漁場をなす。古くは亀島ともみえ,江戸時代にはタイやアワビを納めた。鳥羽港から船便がある。三島由紀夫《潮騒》の舞台,歌島のモデルとして知られる。

神島【こうのしま】

岡山県笠岡市に属し瀬戸内海に臨む島。笠岡湾の干拓により1977年本土と陸続きになった。面積10.4km2。古来から歌に詠まれ,中世には製塩も行われた。江戸時代は加子浦で,100艘をこえる漁船があった。クルマエビの養殖が行われる。南の高島(名勝)とともに瀬戸内海国立公園の景勝地。
→関連項目笠岡[市]

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大辞林 第三版の解説

かみじま【神島】

三重県鳥羽市北東部、伊勢湾口の小島。周辺は好漁場で、タコの水揚げが多い。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔三重県〕神島(かみしま)


三重県東部、伊勢(いせ)湾口の伊良湖(いらご)水道に浮かぶ島。面積0.8km2。鳥羽(とば)市に属する。山がちの島で、最高点は標高171m。ハマユウ群落やウミウの群棲(ぐんせい)がみられる。付近は好漁場でイセエビ・タイ・タコなどの漁業が盛ん。釣りや活魚料理を楽しむ観光客でにぎわう。三島由紀夫(みしまゆきお)の小説『潮騒(しおさい)』のモデルとなった島として有名。

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世界大百科事典内の神島の言及

【田辺[市]】より

…博物学者で,明治期の神社合祀令に強烈な反対運動を展開した南方熊楠(みなかたくまぐす)は当地出身で,その居宅が現存する。田辺湾上の小島神島(かしま)(天)は全島が暖地性の植物でおおわれる。田辺湾沿岸には製塩遺跡が多く,海食による岩陰を墓に利用した岩陰遺跡もある。…

※「神島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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