横江浜村(読み)よこえはまむら

日本歴史地名大系 「横江浜村」の解説

横江浜村
よこえはまむら

[現在地名]安曇川町横江浜

かも川河口左岸に位置し、北東今在家いまざいけ村、鴨川上流と対岸下小川しもおがわ村。建武五年(一三三八)閏七月日の朽木頼氏軍忠状(朽木文書)によれば、七月一八日に「高嶋郡内横江浜」で息島住人と戦っている。年未詳四月二四日の後藤高恒書状(同文書)では「中浜・横江浜・平井」の河関が、六角氏の料所として据置かれている。もとは南船木みなみふなき村の枝郷で、天正一一年(一五八三)八月の杉原家次知行目録(浅野家文書)に「船木三浜」とあるのは、北船木・南船木・当村をさすか。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android