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樺美智子 かんば みちこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

樺美智子 かんば-みちこ

1937-1960 昭和時代後期の学生運動家。
昭和12年11月8日生まれ。昭和32年東大に入学後,共産党入党。のち共産主義者同盟(ブント)に参加。文学部学友会副委員長として安保闘争にとりくみ,35年6月15日全学連主流派の国会構内抗議集会で警官隊と衝突,同日死去。22歳。遺稿集に「人しれず微笑まん」。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典内の樺美智子の言及

【学生運動】より

…ブントは59年6月の第14回大会で,日本トロツキスト連盟の改組によって生まれた革共同(革命的共産主義者同盟)から全学連の主導権を奪い,60年安保闘争(〈日米安全保障条約〉の項目を参照)で主導権を発揮した。全国で580万人が統一行動に参加し,11万人の請願デモが国会を取り巻いて最大の盛上りをみせた6月15日の国会闘争で,東大生樺美智子が警官隊との衝突の中で死亡した。この事件がデモをさらに盛り上げ,政府は予定されていたアイゼンハワー・アメリカ大統領の訪日中止を発表した。…

【日米安全保障条約】より

…60年5月19日,岸信介内閣と自民党主流派が改正条約の批准案を審議経過の報告と討論を抜きにして採決を強行すると,それに議会主義・民主主義の危機を感知した広範な国民が安保闘争に参加するようになり,たとえば5月26日第16次統一行動には全国54万人,東京17万5000人の参加者が見られ,夜の銀座通りがフランス式デモで埋められた。6月4日の労組の政治ストライキを含む統一行動につづいて,6月15日には第2波の大規模な実力行使が行われ,国会構内に全学連を中心とするデモ隊が突入し,東大生樺美智子が警官隊との衝突の中で死亡した。この六・一五事件が闘争をさらに高揚させ,岸内閣はこの情勢に直面して,予定されていたアイゼンハワー大統領の訪日中止を翌日要請し,かつ7月15日に総辞職した。…

※「樺美智子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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