たる‐ぬき【樽抜】
- 〘 名詞 〙
- ① 樽のふたを抜くこと。
- ② 渋柿を酒のあき樽に入れ、酒気で渋味を抜くこと。また、その柿。樽柿。
- [初出の実例]「樽(タル)ぬきの柿を給(たべ)て、ぼうだらに成り」(出典:咄本・聞上手二篇(1773)大下戸)
- ③ 酒臭い人、酔っ払いをたとえていう語。
- [初出の実例]「此仲丁のたるぬき女郎、雪かすみかのかりを切り、無ざいにするか」(出典:洒落本・愚人贅漢居続借金(1783))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 