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渋柿 しぶがき

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

渋柿
しぶがき

1巻。編者,成立年代未詳。次の4つを収める。 (1) 『明恵上人伝』 明恵の伝記と,彼と鎌倉幕府の執権北条泰時とのエピソードを記したもの。 (2) 『文覚上人消息』 文覚が将軍源頼朝にあてた書状。

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デジタル大辞泉の解説

しぶ‐がき【渋柿】

《古くは「しぶかき」とも》実が赤く熟しても渋みの抜けない柿。さわし柿干し柿にして食用、また、柿渋の原料とする。 秋》「―の滅法生りし愚かさよ/たかし

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世界大百科事典 第2版の解説

しぶがき【渋柿】

鎌倉時代の説話,書状4種を収録した一種の教訓書。編者未詳。応仁(1467‐69)以降,室町時代末ごろの成立。(1)明恵上人伝,(2)文覚上人消息(将軍源頼家あて,正治2年(1200)正月ごろ),(3)(源)頼朝佐々木被下状(近江守護佐々木定綱あて,建久2年(1191)閏12月28日),(4)(北条)泰時御消息(子息六波羅北方探題北条時氏あて,安貞2‐寛喜2年(1228‐30)正月17日)の4種。(1)は明恵上人伝より泰時関係説話を抄録したもの。

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大辞林 第三版の解説

しぶがき【渋柿】

柿の品種のうち、実が熟しても甘くならず、味の渋いもの。醂さわしたり干したりして渋を抜いて食用とする。また、柿渋を採る原料とする。 [季] 秋。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

渋柿
しぶがき

「明恵上人(みょうえしょうにん)伝」「文覚(もんがく)上人消息」「頼朝佐々木被下状(よりともささきにくださるるのじょう)」「泰時(やすとき)御消息」の4編を収める教訓書。1巻。編者、成立年代ともに不明。『群書類従』に収められている。書名は、本書の内容と無関係で、明恵上人伝中の「聖賢の詞不可疑(しふかぎ)」云々(うんぬん)とあるによる。明恵伝は、明恵と北条泰時との逸事を記したもので、明恵の仏教者としての高潔な人格を説き、文覚消息は源頼家(よりいえ)に奉った書状で治国の要道を説き、頼朝状は、子を失った臣佐々木定綱(さだつな)への教喩(きょうゆ)を内容とし、泰時消息は武士の心構えを説いている。[森田 悌]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の渋柿の言及

【カキ(柿)】より


[品種]
 品種数はすこぶる多く800以上といわれ,果実の形状も大きさも変化に富んでいるが,営利栽培に適するものは多くない。甘柿と渋柿に大別され,さらに渋の抜けかたにより,完全甘柿と不完全甘柿,完全渋柿と不完全渋柿に分けられる(表参照)。ただし不完全渋柿である平核無(ひらたねなし)にはふつう種子がないので果肉に褐斑がなく,品質が優秀で渋柿の代表品種となっている。…

【柿渋】より

…渋柿から得られる防腐性の液で塗料,染料に用いられる。製法は渋みの強い柿を臼でつき,それを樽詰めにして,冷暗所に蓋をして静置すると,発酵し泡立つ。…

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