橋かけ結合(読み)ハシカケケツゴウ

化学辞典 第2版 「橋かけ結合」の解説

橋かけ結合
ハシカケケツゴウ
crosslinkage, bridged bond

架橋結合ともいう.【】ノルボンナン系化合物にみられる,環にまたがるメチレン(ケトンの場合もある)の2個のC-C結合がそれに相当する.その先端の原子を橋頭原子(bridgehead atom)という.【ジボランや塩化アルミニウム二量体では,通常は一価のHやClが2個の原子と結合して橋かけをしている.このような橋かけ結合は,三中心σ結合とみられている.【】鎖状結合した分子中の任意の2原子間に,橋をかけるようにして形成された結合をいう.たとえば,エチレンオキシドエーテル結合は分子内橋かけ結合の例である.また,ケラチンなどのタンパク質ではシスチンによる分子間-S-S-結合が,ゴムの加硫においては-S-結合が橋かけ結合となり網目構造を形成している.橋かけ結合は,おもに共有結合であるが,イオン結合,水素結合などに対してもそのように称することがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む