機外(読み)キガイ

デジタル大辞泉 「機外」の意味・読み・例文・類語

き‐がい〔‐グワイ〕【機外】

機体の外。
能力素質がないこと。
「独り独仙君に至っては―の機をろうし過ぎて」〈漱石吾輩は猫である

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精選版 日本国語大辞典 「機外」の意味・読み・例文・類語

き‐がい‥グヮイ【機外】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 航空機などの機体の外。
    1. [初出の実例]「機外の現実の時刻ともかかわりなしに、単に飛行時間の経過だけから割り出された朝飯で」(出典:月は東に(1970‐71)〈安岡章太郎〉一)
  3. ( 「機」は仏語で、縁に遇って発動する可能性を有するもの。素質能力の意 ) 素質、能力がないこと。
    1. [初出の実例]「独り独仙君に至っては機外の機を弄し過ぎて」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一一)

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