機械様式(読み)きかいようしき(その他表記)machine style

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「機械様式」の意味・わかりやすい解説

機械様式
きかいようしき
machine style

20世紀初頭の家具様式。第1次世界大戦以後のヨーロッパでは,ドイツバウハウスオランダデ・ステイルフランスの雑誌『レスプリ・ヌーボー』などが中心になって新しい様式の確立を目指した造形運動が進められていたが,家具のデザインにもそこで開発された幾何学的で単純な造形が取入れられた。これらの家具は,材料に量産のきくスティール・フレームやカンバスなどが使用されていたので,機械様式と呼ばれた。 1929年ミース・ファン・デル・ローエのデザインした椅子は最も有名な作例。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android