ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「機械様式」の意味・わかりやすい解説 機械様式きかいようしきmachine style 20世紀初頭の家具の様式。第1次世界大戦以後のヨーロッパでは,ドイツのバウハウス,オランダのデ・ステイル,フランスの雑誌『レスプリ・ヌーボー』などが中心になって新しい様式の確立を目指した造形運動が進められていたが,家具のデザインにもそこで開発された幾何学的で単純な造形が取入れられた。これらの家具は,材料に量産のきくスティール・フレームやカンバスなどが使用されていたので,機械様式と呼ばれた。 1929年ミース・ファン・デル・ローエのデザインした椅子は最も有名な作例。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by