機関室無人化船(読み)きかんしつむじんかせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「機関室無人化船」の意味・わかりやすい解説

機関室無人化船
きかんしつむじんかせん

自動化船の一つ。船舶の機関室の省力化を徹底したもので,主機,補機を自動化し,機関室の整備,給油給水などを昼間に行い,夜間は機関員がいなくても運転を続けることのできる船をいう。不測事態に対処し,警報装置を十分に備えて事故に即応できるほか工業用テレビで機関室の運転を監視しているものもある。この種の船舶に対して,ノルウェー船級協会では EO,ロイド船級協会では UMS,日本海事協会では MOという船級符号が与えられる。日本では 1969年,ジャパンライン (現ナビックスライン) の鉱石兼油槽船『ジャパンマグノリア』が第1号船。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む