省力化(読み)しょうりょくか(英語表記)labor saving

日本大百科全書(ニッポニカ)「省力化」の解説

省力化
しょうりょくか
labor saving

生産過程において機械や自動制御装置などを採用することにより、労働を節約あるいは省略すること。賃金の高騰労働力の不足に対処するには省力化が必要になるが、このような経済的理由のほか、特殊な危険作業、劣悪な作業環境下の作業、単調な作業のような非人間的作業については、人間性回復のために省力化、もしくはその極限としての無人化(ロボットによる代置)が必要である。

 省力化にはいくつかの段階がある。(1)建設機械、運搬機械の場合のように、人間労働を機械に代置する段階、(2)運搬装置と専用機械の組合せによる自動進行型生産システムの段階(デトロイト・オートメーション)、(3)自動制御型の装置生産(プロセス・オートメーション)、(4)数値制御(NC)装置、マシニングセンター(MC)、無人倉庫のような人間の判断の一部を機械に代置する段階、最後に極限としての(5)ロボット主体の無人工場の段階、である。

[森本三男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典「省力化」の解説

しょうりょく‐か シャウリョククヮ【省力化】

〘名〙 オートメーション化、無人化、機械化をはかり、労働力を省くこと。
※変痴気論(1971)〈山本夏彦郵便箱「それによっていわゆる省力化ができるのだから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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