檳榔子染(読み)びんろうじぞめ

精選版 日本国語大辞典 「檳榔子染」の意味・読み・例文・類語

びんろうじ‐ぞめ ビンラウ‥【檳榔子染】

〘名〙 檳榔子を煎じた汁で絹を染め、鉄漿(かね)を上にひいて赤みを帯びた暗黒色に染め上げること。また、その染め布。
浮世草子・好色盛衰記(1688)三「黒赤物、びんらうじ染、小太夫首筋
家族会議(1935)〈横光利一〉「檳榔子染の紋付に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android