小太夫(読み)こだゆう

改訂新版 世界大百科事典 「小太夫」の意味・わかりやすい解説

小太夫 (こだゆう)

古浄瑠璃曲名。1641年(寛永18)刊。山本九兵衛板。上下2冊本の下巻のみ現存。内容は謡曲《甘楽太夫(かんらのたゆう)》と同じ。上野国多々良城主甘楽太夫は下野国の住人荒間兵衛景信に国を横領され,幽閉される。忠臣安綱の妻は奉公人小太夫に扮して主君を救出し,その後,お家再興となる。神仏助力なしに臣下の忠義によって主家を再興する点で,他の古浄瑠璃のお家騒動物《はなや》《明石》などとは異なる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...

元服の用語解説を読む