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櫃坊 きぼう gui-fang; kuei-fang

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

櫃坊
きぼう
gui-fang; kuei-fang

櫃はひつ,箱のこと。中国,唐代に長安など大都会で営まれた財物保管業およびその建物をいう。唐代商業の中枢的にない手の役割を果していた邸店 (倉庫,旅館,仲買を兼ねた営業) から分化した可能性が考えられる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典内の櫃坊の言及

【為替】より

…江南の茶を北辺に売る茶商が,送金の便のため飛銭の制度を始め,長安の進奏院という地方政府の出張所に現金を預金し,指定地で決済を約束する証票を受けとった。当時の大都市で櫃坊(きぼう)や金銀鋪(銀行の一種)が起こり,大規模商業が勃興したが,鋳銭量が限られ,地方での通貨流通も円滑でなかったので,飛銭に代表される為替制度が生まれた。飛銭は便換(べんかん)ともいわれ,商業が大発展した宋代,970年(開宝3)に官設の便銭務が設けられ,年間300万貫の為替を発行して,中央や北辺の軍需や財庫を満たす商人の活動を助けた。…

【交子】より

…交子は銭財を交付したことを示す証票という意味の呼称である。中国で手形の利用が盛んになるのは唐代からで,唐の長安には寄附鋪,櫃坊(きぼう)などと呼ばれ,他人の銅銭や金銀絹帛などの貨幣的物貨を預って預り手形を発行する業者がいて,その手形が市中の取引に用いられ,また長安と地方大都市とのあいだの送金為替手形の取組み(便換,便銭,飛銭)も盛んであった。宋代になると寄附鋪は州・県などの都市にも普及し,したがって手形も普及した。…

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