欠然(読み)けつぜん

精選版 日本国語大辞典 「欠然」の意味・読み・例文・類語

けつ‐ぜん【欠然・觖然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 欠乏しているさま。不足しているさま。〔新撰字解(1872)〕
    1. [初出の実例]「快楽と幸福とに欠然たるところなしと自信するものは」(出典:人生に相渉るとは何の謂ぞ(1893)〈北村透谷〉)
    2. [その他の文献]〔荘子‐逍遙遊〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「欠然」の読み・字形・画数・意味

【欠然】けつぜん

不満足。もの足らぬ。〔荘子、逍遥遊〕吾(われ)、自らるに缺然たり。ふ、天下を致さん。

字通「欠」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android