次様(読み)ツギザマ

デジタル大辞泉 「次様」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐ざま【次様】

《「つぎさま」とも》
官位人物などが一段劣っていること。また、その人。二流
「―の人どもはさのみひきしろふに及ばねば」〈平家・七〉
「様」という字のつくり下部を「次」と書いた「」の字。→永様えいざま美様びざま平様ひらざま

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「次様」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐ざま【次様】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つぎさま」とも ) 一段と劣ること。次にひかえること。また、その人やもの。二流。下層。下様(しもざま)
    1. [初出の実例]「つぎざまはまさり給へることを」(出典:今鏡(1170)六)
    2. 「大臣殿以下(いげ)妻子を具せられけれ共、つぎざまの人共はさのみひきしろふに及ばねば」(出典平家物語(13C前)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む