欲る(読み)ホル

デジタル大辞泉 「欲る」の意味・読み・例文・類語

ほ・る【欲る】

[動ラ四]願い望む。ほしがる。欲する。
「夕さればひぐらし来鳴く生駒山越えてそが来る妹が目を―・り」〈・三五八九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 他動詞 ホル 実例

精選版 日本国語大辞典 「欲る」の意味・読み・例文・類語

ほ・る【欲】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 願い望む。ほしがる。欲する。
    1. [初出の実例]「あが裒屡(ホル)玉の あはび白珠」(出典日本書紀(720)武烈即位前・歌謡)

欲るの語誌

形容詞「ほし(欲)」と同一語根。挙例の「書紀」は連体形であるが、「万葉集」では用例が連用形に限られ、状態性の名詞になったと考えられる。以後、動詞となるときは、下にサ変動詞を伴って「ほりす」の形をとるようになる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む